日焼け対策できていますか?マスク焼けと熱中症|新型コロナウイルス関連

2020-05-23

日焼け対策できていますか?マスク焼けと熱中症|新型コロナウイルス関連

 

気温も高くなり日差しが強くなる中、日焼け対策進めていますか?新型コロナウイルスの感染予防で毎日マスクを着用していると思いますが、日焼け対策を施さないと気づかないうちに「マスク焼け」するかもしれません。そして、日焼けと同時に懸念される熱中症。マスクで十分に換気ができず熱がこもりやすくなります。日焼けと熱中症対策について見ていきましょう。


「マスク焼け」は恥ずかしい

マスクといえばインフルエンザや風邪が流行する冬や花粉症のピークである春先に着用することが多く、防寒対策として着用していた方もいるでしょう。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染対策として春以降もマスク着用が求められています。そこで懸念されるのが「日焼け」と「熱中症」です。特にマスク着用が日常化したこの時期では「マスク焼け」への注意を呼びかける声が高まっています。


紫外線は年中照射し続けている

紫外線量は7月~8月の夏場でピークを示すものの、年中照射しています。気象庁のデータによると昨年の東京都での紫外線量は8月が最も高く、次いで高かったのは5月でした。また、夏場は真上から強い日差しを浴びますが、5~6月では夏より太陽の位置が低いため顔や身体全体に日差しを浴びやすくなります。天候によっても紫外線量は変化しますが、晴れの日を100%だとすると曇りでは約60%、雨では約30%と低下するものの紫外線は照射し続けています。そのため、5月でもマスク焼けのリスクは十分に考えられます。


気温の上昇で熱中症の危険が指摘されている

「マスク焼け」に加えて懸念されている問題が「熱中症」です。総務省消防庁のデータによると昨年5月の熱中症による救急搬送人員は4448人(全体の約6%)であり、一昨年と比べると全体数は減少しておりますが、5月のみを見ると1.8倍にも増えています。今年はさらにマスク着用の影響もあり例年に増して熱中症への注意が必要です。では、どのような理由から注意が必要なのか見ていきましょう。


【顔を隠すことで熱が逃げない】

夏の暑い時期に汗をかくのは体内の熱を外に逃がして体温調節をするためです。顔も同様に汗をかくことで熱を逃がしていますが、マスクを着用することで熱を逃がすことができず熱中症のリスクが高くなる可能性があると考えられています。

【のどの渇きに気づきにくい可能性も】

汗をかくなど身体から水分が不足すると、脳にてのどの渇きを感じ水分補給を行います。しかし、マスク内は呼気により湿度が高くマスク未着用時に比べのどの渇きに気づきにくい可能性があり、熱中症のリスクが高まると言われています。


改めてマスクの必要性を確認

日焼けや熱中症を恐れてマスクを着用しなくなるのは本末転倒です。改めてマスク着用の必要性を確認しましょう。新型コロナウイルスは飛沫感染するウイルスです。マスクは感染者が他者にうつさない、感染者から飛沫を浴びないために必要なものです。周りに人がいない環境であれば不要かもしれませんが、集団で生活する環境であれば感染拡大防止に重要なアイテムとなります。ただし、正しい使用法でなければ効果は軽減してしまいます。着脱は耳にかけるゴムの部分で行うことや鼻から顎まで覆うこと、口周りの部分を触らないなど注意しましょう。


UVカットマスクでウイルスは防ぐことはほぼ不可能


ウイルス感染対策のマスクはどれでも良いというわけではありません。特に日焼け対策目的で作られているUVカットマスクではウイルスを防ぐことはほぼ不可能です。UVカットマスクは紫外線をカットする一方、サージカルマスクのようなVFE, PFE適合品※ ではないためウイルスのように微小のものを防ぐ機能は備わっていません。そのため、サージカルマスクと比較すると感染リスクが上昇してしまいます。

※マスクフィルター部の性能試験法:VFEはウイルス飛沫補修(ろ過)効率試験, PFEは微粒子補修(ろ過)効率試験


グッズを使って紫外線対策

ウイルス感染した方は、サージカルマスクのようなウイルスを防ぐ機能が備わったマスクを着用する必要があります。また、一般の方もサージカルマスクの方が感染防御の観点から推奨されています。そのため、紫外線対策はマスクではなく他のグッズを使って行うようにしましょう。最もポピュラーなものは日焼け止めクリームです。コンビニなどで手軽に購入することができ、いつでも塗ることが可能です。紫外線はマスクを透過するため、必ず内側も塗布しましょう。また、帽子やサンバイザーなども有効でしょう。日傘はおしゃれな柄や男性も使える柄などバリエーションが豊富で使用する人が増えていますが、地面からの照り返しは防ぐことができないため日焼け止めクリームなどを併せて使うことをおすすめします。


熱中症を回避する対策方法

熱中症にならないためにはこまめな水分補給が大切です。汗を多量にかいた場合は塩分も併せて補給するようにしましょう。また、マスクをして熱が顔から逃げにくい環境になっています。その代わりに首や胸元、腕や足首などの肌を露出し熱を逃がす場所を作ることも熱中症対策となるでしょう。


参考資料

ZEYNEP TUFEKCI, JEREMY HOWARD, TRISHA GREENHALGH. April 22, 2020. Don't Wear a Mask for Yourself, The Atlantic

Nancy H. L. Leung, et al., “Respiratory virus shedding in exhaled breath and efficacy of face masks.” Nature Medicine volume 26, 676–680(2020)

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